院長ごあいさつ

　私が初めて鍼灸治療をうけたのは20代半ばでした。多忙な会社勤めで、肩こりや頭痛などの不調が続いていました。鍼灸治療をうけた時「あー　体が楽に、軽くなった！」というのが一番の実感でした。マッサージや整体をうけた後とは違う体の感覚でした。

鍼灸治療にしばらく通ううちに、頭痛などの体の不調がよくなっていき、私自身、鍼灸にとても興味をもつようになりました。そして、会社勤めをやめて鍼灸学校の門をたたいていました。

卒業後、縁あって大阪にある中和鍼灸院に六年間勤務。東洋医学にとても造詣の深い院長のもとで、たくさんの患者さんの臨床に携わってきました。肩こり、腰痛からぜん息、リューマチ、がん闘病後のケアまで、お一人お一人のお体の状態、体質、心のありようはさまざまでしたが、その方をまるごとみていく鍼灸治療によって、元々もっておられる自然治癒力が高められて、症状が改善し、元気になっていかれる様子をたくさん見させていただきました。

その後、京都で不妊治療専門の鍼灸院に勤務。妊娠を望まれるカップルの方々と毎日接してまいりました。東洋医学で体のケアをすることが。西洋医学のホルモン治療のバックアップができることを最認識し、目標に向かって患者さんご自身と一緒に歩むことの大切さを実感させてもらえた日々でした。

北大路にて「鍼灸治療院　睡蓮」開院

「はりはこわくて、、」という方もまだまだおられると思いますが、はりは本来、気持ちのよい施術なのです。その方がもっておられる健やかさ、美しさをとりもどしたり、維持してもらえる鍼灸治療をご提供できる場所でありたいと思っています。